プロフィール

女性の不妊症のための
鍼灸治療

おふたりの赤ちゃん』を望まれている方々にとって、「鍼灸治療はどんな効果があるのかが一番お知りになりたいことだと思います。

本ページでは、項目に分けてご説明いたします。

鍼灸治療は…

  • 体質改善をし「妊娠しやすい身体づくり」のお手伝いをします。
  • 副作用のない治療法で、あなたの持っている妊娠力を引き出します。
  • 不妊専門病院での高度生殖医療(人工授精・体外受精等)のバックアップをします。

 

赤松はり灸院では、特に、質のよい卵子子宮環境の改善 を目指して治療を行っています。

 


次のような方におすすめです。

  • 自然妊娠を望んでいる方
  • 人工授精・体外受精など不妊専門病院の治療と併用して身体を整えたい方
  • 病院での不妊治療をお休みしている方
  • 男性不妊の方
  • 将来いつかは子供を授かりたいと願っている方(月経不順、月経痛、子宮内膜症などの婦人科疾患は不妊の原因となりやすいので、お若い時期からの治療は大切です)


WHO(世界保健機構)でも認定されています

鍼灸というと、肩こり・腰痛くらいにしか効果がないと思われている方が多いと思います。

しかし、鍼灸は呼吸器疾患や消化器疾患など様々な症状に効果があります。

例えば、WHO(世界保健機構)が認定している適応症のうち、不妊症の原因となりうる疾患を挙げてみますと


  • 神経疾患:自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症・・・
  • 生殖、泌尿器系疾患:性機能障害、前立腺肥大、陰萎(インポテンツ)・・・
  • 婦人科系疾患:生理痛月経不順冷え症、つわり、子宮内膜症、子宮筋腫、不妊症・・・

 

また、米国生殖医療学会誌に掲載された報告によると、体外受精を受ける女性を、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施したグループと鍼治療をしないグループに分けて行った結果、鍼治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、通常の妊娠率約30%をはるかに超えたという報告があり、海外では注目を集めています。

 

1、不妊の原因

心と体の冷え

東洋医学(鍼灸治療)では、不妊症は、気血のめぐりが悪く停滞(渋滞)を起こしている状態で、特に女性にとって大切な骨盤腔内の子宮や卵巣に渋滞が激しい状態と考えています。

その状態を「瘀血(おけつ)」と呼んでいます。 

 

気血のめぐりの悪さの原因は、「冷え」と考えています。

冷えたところには血行不良がおき、身体が冷え、様々な不調がおきます。

特にお腹や腰の冷えは大敵です。

血のめぐり

血液の流れは、酸素と栄養を運ぶ大切なものです。
子宮や子宮内膜も血液のおかげでふかふかになり、受精卵も育っていきます。
卵胞も血液によって育まれます。

子宮や卵巣に影響を与えるホルモンも、血液によって運ばれるものです。

ですから、血のめぐりが悪いというのは、不妊の原因になるのです。

気のめぐり

気のめぐりが悪いとは、元気がなく、「心が冷えている」ことです。

精神的不安やストレスによりおこります。

不安やストレスという交感神経過緊張状態が、自律神経失調状態を起こします。

交感神経過緊張は内臓の働きを低下させてしまい、特に生殖器やホルモン(内分泌系)は敏感なので、悪影響を与え乱れをおこさせてしまうのです。


病院で検査をしても内臓や器官に問題はないのに、頭痛・めまい、不眠、全身の倦怠感などの不定愁訴を訴えることもよくあります。

このからだ全体の不調な状態が不妊原因にもなります。

特に、働き盛りの年頃でもある男性不妊の方に多くみられます。

 

また、東洋医学では、「心身一如(しんしんいちじょ)」と言って、心と体は強く影響しあっていると考えています。

不妊治療は様々なストレスがかかるものです。身体的、金銭的、社会的、時間的、親に対して、それぞれのパートナーに対して・・・などなど

そんな精神的ストレスが、「心の冷え」をおこします。

 

心の冷えは、からだにも悪影響を及ぼし、不妊原因となることもあると考えています。

 

日常生活の中

不妊症の原因は、日常生活の中にあることも多いものです。

不規則な生活、睡眠不足、偏った食事、運動不足、肥満、痩せ、タバコ、ストレスなどです。

そこで、生活習慣の改善は必要です。

食事、衣服、入浴…少しの気づかいで、血行もよくなり体が温められ、体調はよくなります。

 

食生活

食べるものは、血となり骨となる重要な要素です。

一日三度の食事。特に朝食はしっかりと摂って、食べることで腸が動き血流も多くなります。バランスの取れた食事が大切。

カロリー過多にならない。

甘いものを摂りすぎない。

なるべく温かいものを。

夏場の飲料水も常温を心がけて。

食材自体が体を温めてくれるものを積極的に取り入れることが大切なのです。

 

【不妊に良い食材】

体を温める食材 ゴボウ・人参・ショウガ・リンゴ・紅茶・黒砂糖・味噌など
卵子や精子の質を向上させる食材

ナッツ類・カボチャ・アボカド・ごま油・うなぎ・カツオ・玄米など


抗酸化作用の高いビタミンEは、血行を促進して新陳代謝を高めます。

血行を良くする食材 玉ねぎ・納豆・黒酢・イワシ・キノコ類・海藻類など

 

葉酸の多い食材

緑黄色野菜(アスパラバス・枝豆・ブロッコリー・ほうれん草など)・レバーなど

葉酸は、赤ちゃんの脳や神経を作る大切な栄養素のひとつであるため、お腹の中で赤ちゃんがすくすくと成長する(細胞分裂が盛んな時期)妊娠初期には、葉酸の需要量が高くなります。

ですから、妊娠前から積極的に摂取することが大事です。

水分 摂りすぎは冷えにつながりまs。
むくみをなくすためにも水分代謝をよくすることが大切です。

入浴

シャワーだけでなく、温かい湯船につかることは、冷えを防ぐだけでなく、体をリラックスさせる効果もあります。

よもぎ蒸し、腹巻き、五本指ソックス、レッグフォーマー、カイロなど、物理的に外から体を温めるのはとても良いことです。

入浴中に足をもみほぐすのも効果的です。

 

衣服

衣類は、手首、足首、首元を温めるものがいいです。

素足は避け、ストールを巻くなど常に体を冷やさないファッションを工夫してみましょう。

体を締め付けるものは、血行不良の原因になります(ガードル、ブーツなど)。

 

運動

適度な運動(ウォーキング、ストレッチなど)は大切です。

 

睡眠

早寝早起きがよいです。

 

ストレス

ストレスによって緊張状態(交感神経優位)にある体は、末梢の血管が縮んで血のめぐ

りが悪くなり、指先や足先などから体が冷えてしまいます。

強いストレスは、排卵が起こらなくなることもあるのです。

ストレスをためないことが大切です。

 

2、不妊の治療(どんなことをするのか)

東洋医学的には…

東洋医学では、病を治すとは、


気血の流れを整える

  ↓

血流がよくなる

  ↓

その人が本来持っている自然治癒力(生命力・妊娠力)が活性化する

  ↓

病が治る


ということです。


鍼灸治療では、鍼(はり)を打ち、温灸・しょうが灸・灸頭鍼などで身体を温めることによって、全身の血行を良くし、気の流れを整えていきます。

さらに、赤松はり灸院では、遠赤外線やホットパック等も利用して、徹底した冷え改善を図っています。

(詳しくは、赤松はり灸院の不妊治療の写真等ご参照ください)

卵巣や子宮だけではなく、全身の機能が改善し体調がよくなれば、

自然妊娠はもちろん、人工授精や体外受精など高度生殖医療での不妊治療の確率も上がり、「妊娠力アップ」となるでしょう。


お灸
お灸
生姜灸
生姜灸

心に寄り添う治療

赤松はり灸院の鍼灸治療では、心に寄り添った治療を行い、心も元気にしていきます。

不妊カウンセラーでもある私たちになんでもご相談ください。


不妊治療では、ご夫婦おふたりが、お互いによく話し合い、意思の疎通が取れていることが大切です。

男性と女性では、不妊に対する考え方や思い入れが違うことが多いものです。それがお互いのストレスになっていることも多いと思います。どうか、お互いに歩み寄り、励ましあい、いたわりあって、乗り越えてください。

 

不妊カウンセラーの副院長
不妊カウンセラーの副院長

精神の安定は、生命力の消耗をふせぎ、病は治りやすくなり、すべてを良い方向へと転換します。

鍼灸治療は、そんな不妊治療で疲れた体と心を温め、ほぐしていきます。

 

 

3、通院の頻度と期間

赤松はり灸院では、1週間~10日に1度を目安に治療をお受けいただき、約3ヶ月を一つの区切りとして続けていただくようおすすめしています。

また、採卵前、移植前後などは特に治療をお受けいただくようおすすめしています。


卵巣の中で寝ていた「原始卵胞」の中から、成熟した卵胞になるべく細胞分裂を始め排卵にいたるまでに約1年かかると言われ、そのうち、卵子(卵胞)が体内環境の影響を最も受けやすくなるのが、排卵の3ヶ月前と言われています。FSHの影響を受けるようになり、約3ヶ月かけて排卵に向けて発育していくのです。

ですから、少なくとも3ヶ月間は治療を継続し、体内環境(体質改善)を整えていただきたいのです。


(ただし、個人の体質により、改善までの期間と効果の表れ方には違いはあります。)


また、治療のない日には、冷え改善のため、ご自分でお灸をしていただくよう、ご指導しています。

おふたりで、ゆっくりと腰などにお灸をし合うこともおすすめしています。疲れも癒されますし、ほっこりしますよ。


さらに、生活習慣、食生活などの見直しをお願いし、アドバイスをさせていただいております。カロリーを抑えたバランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠など、生活の見直しは、日々続けていくことが大切です。

一番難しいことかもしれませんが、

不妊治療では、夫婦ともに健康的に生活して、コンディションを整えるようにしてほしいと思っています。

それは、卵子と精子が良い状態でないと成功しないからです。

4、不妊鍼灸の効果

科学的根拠は?

鍼灸治療によって妊娠率が向上する科学的根拠はまだわかっていません。

しかし、鍼灸治療によって、血液の循環がよくなり、生殖器を含む内臓の働きが活性化され、自律神経が整います。その結果として、ホルモン分泌・基礎体温・子宮内膜の安定化が期待されます。


  • 子宮、卵巣などの骨盤腔内の血流、全身の血流が改善
  • 卵巣機能が活性化して質の良い卵子が育まれる
  • 体外受精において、多数の卵胞が確保できる
  • 子宮環境の改善
  • 子宮への血行促進によりふわふわな子宮内膜(厚さ)になる
  • 元気のよい精子 
  • 自律神経を整える(リラックス効果)
  • 基礎体温が安定する 
  • ホルモンバランスが整う
  • 流産の確率を下げる
  • 母子とも元気な出産


体質改善で、質のよい卵子を育む

体質改善で、質のよい卵子を育む

赤松はり灸院では、不妊治療において、卵子の質を上げることは、非常に重要なポイントだと思っています。

最近では、加齢とともに避けることのできない「卵子の老化」ということが、よく言われるようになりました。

卵子は、すでにご自分が胎児の時に形成され、生まれた時には一生分の卵子が卵巣の中に用意されています。その後新たにつくられることはありません。どんどん減少していくだけです。他の細胞と違って、生まれ変わることはできないのです。


しかし、卵子の質を上げる方法はあります。

卵子というのは、卵胞という袋の中で育ちます。

卵胞の中には、卵子の他に「顆粒膜細胞(かりゅうまくさいぼう)」という細胞があります。この細胞は新たに増殖できる細胞で、血液によってその細胞自身が栄養され、血液を介して栄養素やホルモン伝達物質などを卵子に供給しています。

この細胞が元気だと質のよい卵子が育てられます。

栄養不良だと生命力のない卵子となります。 

また、排卵の3ヶ月前からは、卵胞刺激ホルモン(FSH)を卵胞が受け取れるようになります。このFSHがとても大切で、卵胞の発育を推進する作用があります。

このFSHなどの生殖ホルモンを生殖部分に供給するのは血流です。また、発育や成熟に必要な栄養素を供給し、代謝によって生じた老廃物を排泄するのも血流なのです。


ですから、骨盤内の血流が滞ると、卵子の正常な発育や成熟が阻害され、骨盤内の血のめぐりを良くすれば、質のよい卵子が育つのです。

また、卵巣周囲の血流量が多いほど、発育する卵胞の数が増え、血流が悪いと発育卵胞数が少なくなります。冷えた子宮には受精卵は着床しにくいのです。

従って、血流をよくする鍼灸治療は、卵子の質を上げることに効果があると考えられます。3ヶ月間は鍼灸治療を継続して、体内環境を整えてほしいのです。


5、赤松はり灸院からのメッセージ

おふたりの赤ちゃんを迎えるために

「子供は欲しいと思った時にいつでもできる」と思い込んでいる方は多いでしょうが、そう簡単なことではないものです。私もそう思っていて、苦汁を飲みました。

少しでも早く、赤ちゃんを迎える準備を真剣に始めてほしいと願っています。

卵子と精子が出会い、受精し妊娠することは、とても神秘的で、奇跡的な出会いなのです。


ですから、不妊治療では、いろいろな場面で、いろいろな選択をしなければならないと思いますが、たとえ成功不成功があったとしても、それは正解不正解ではないのです。

だから、ご自分を責めたり、後悔したりしないでくださいね。

 

難しいことですが、数値ばかりにこだわらず、心と身体を緩ませ、温めて、ゆったりとした気持ちで毎日を過ごして欲しいと願っています。


鍼灸治療は根本治療です

鍼灸治療による体質改善は、ご本人の健康のための根本治療。ご自分をいたわり、癒す時間とお考えください。

不妊治療では、夫婦ともに健康的に生活して、コンディションを整えるようにしてください。それは、卵子と精子が良い状態にないと成功しないからです。

じっくりとからだと向き合う時間をつくりましょう。

おふたりの赤ちゃんを迎える準備を応援いたします。


6、不妊の諸症状への鍼灸治療

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東京の赤松はり灸院外観
赤松はり灸院の赤い看板が目印です
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夫婦で不妊鍼灸治療・割引回数券
鍼灸治療をされて妊娠された患者様の声
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